モンテ園に転園して、一年経過して感じたこと

子育て
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息子が4歳になり、モンテッソーリ園に転園してから一年が経過しました。
その一年を通して気付いたモンテッソーリ園の特徴や転園した感想を率直に綴りたいと思います。

💡こんな人におすすめ

・モンテッソーリ園に興味がある人
・実際モンテッソーリ園に入園を考えている人

先生の質の大きな違い

先生に対する信頼感の高さ

我が家が息子の転園先として選択したのは、モンテッソーリ教育に力を入れているこどもの家です。一日のカリキュラムもお弁当を食べる時間と公園に行く時間は大体決まってはいるものの、日中はほとんどお仕事の時間になっていて、幼児クラスになると数のお仕事や文字など学術的なこともやれば、お料理をするような実用的なお仕事も。

認可保育園から転園して一番驚いたことは、先生が普通に家庭内の子育てについて、親に向けて普通にアドバイスをしてくれることでした。認可保育園に通っている際は何かを相談しても、親の機嫌を損ねないためか、当たり障りのないことを言われることがほとんどでした。何回かラリーをしたのちにそのようなことが続き、個人的に保育園の先生は子どもを愛でる対象だと捉え、育児相談をすることは減りました(笑)

ただ、今のモンテ園では先生の皆さんが国際モンテッソーリ協会(AMI)のディプロマを持っていることもあり、何か相談すると本当に親身に相談に乗ってくれます。

例えば、私がフルタイムに勤務時間を戻して、少しずつ出社頻度を増やし始めた頃、パパが保育園に送ることやお迎えに行くたびに息子が大泣きをしたり、「ママもう嫌い」と言われたり、精神的に結構辛いな…自分は仕事を優先しすぎてるのか?息子にストレスを与えすぎているのかと心配したことがあります。

そんなときに先生に相談したら、「こどもは3歳を過ぎてどんどん知恵がついてくると、ここまで騒げば親が嫌な行動をやめてくれるのではないか?と思ってもいないことを口にしてしまうこともある。それに対して仕事である事実は変わらないので、親の意思を子どもの態度(泣いている等)で変えてはいけない。変えてしまうことによって、逆に泣けばママは仕事に行かないのか〜と誤った理解をしてしまう可能性がある」とアドバイスをしてもらいました。

そのため、最近我が家ではその環境を最大限有効活用させていただき、気になることがあったら先生に積極的に相談するようにして、先生に対しても日頃の子どもの様子を連携できるようにしております。

息子の性格を尊重してくれる魅力

モンテッソーリ園に通い始めてから、よくわかるようになったのが息子の性格です。我が家が通っている園では一年間に二回、先生と1対1で30分ほどの面談があります。そこでは日頃の息子の様子や今気になっていることについてカジュアルに相談することができます。

入園して初めての面談で息子は、一つのことをやり始めた間違いなくやり切ることにこだわる若干完璧主義者に近い性格だということを伝えられ、それまではすごいこだわりの強い子だと思ってたんですが、完璧主義で本人なりに成し遂げたいビジョンがあるのかと腑に落ちた記憶があります。そのため、間違ったことをやったときはとても傷つく傾向にあり、フィードバックの仕方を気をつけないと自己肯定感が下がってしまう可能性が高いと先生にアドバイスをいただきました。

また、一度始めたらやり切る性格ではあるので、モンテッソーリ園で世界の大陸に関するワークを始めたら没入して1週間くらいでお仕事を完成させていたのですが、本人のペースややりたいことに合わせてお仕事を選択できる環境はとても素敵だなと感じました。

持って帰ってくる作品でわかる子どもの成長

毎週持って帰ってくるワークは親子の会話のきっかけに

息子の年齢が上がってからよく思うようになったのが、モンテ園だと切るお仕事や縫うお仕事などとたくさんのお仕事を通して様々な作品を一週間で作ります。我が家が通っているこどもの家では毎週金曜日にその週行ったお仕事の作品を持って帰ってくるのですが、それを家に帰って一緒に整理しているタイミングでこんなことに今関心があるんだな〜と気付けたり、「ママ、こんなもの作ったんだよ」と本人が嬉しそうに話し始めて親子での会話のきっかけが生まれます。

認可保育園時代はまだ月齢が低かったのもありますが、日頃どんな活動をしているのかアウトプットとして見ることはなく、毎月のアート作品は3月の進級のタイミングで渡されたりしてなかなか目にする機会がなかったので、日々子どもたちの成長を見ることができるのはとても嬉しいです。

総括

息子が3歳になるタイミングで認可保育園からモンテッソーリこどもの家に転園しましたが、その意思決定に全く悔いはなく、家族にとってもいい意思決定だったと感じています。信頼できる先生がいることによって、日頃何か子育てで困ったことがあったらすぐ先生にその不安を打ち明けて一緒にそれについて取り組むことができることは親にとっても本当に素敵な環境だとこの一年で痛感しました。