【幼稚園選び】保育園児だった我が家の決断。

子育て

一回目の育休から復帰する時は、とりあえず保育園が決まれば嬉しい!と思っていたのに実際通い出すと色々と気になることが出てきて、息子や娘にとって提供できる最適な教育環境ってなんなのか?とたくさん迷いました。

そこで実際に様々な幼稚園に足を運び、いろいろな先生の話を聞いて、我が家なりの意思決定をしたので、参考までにそれについて書こうと思います。

前提にはなりますが、以下にはご注意いただければと思います。

  • あくまでも今回書いていることは我が家の話なので、これが正解とかではない
  • 子どもによって個性は様々なので、各家庭によって最も合うスタイルが異なる

そもそもなぜ幼稚園に興味を持ったのか?

1歳から認可保育園に通っていた

2021年4月から保育園に通っている息子。

私自身保育園に通ったことがなく、保育園ではどう過ごすのか全くイメージが掴めないまま入園となりました。2021年度はコロナの影響で保育参加などのイベントはもちろんなく、送迎も玄関引き渡しで教室内の様子が玄関に貼っている写真付き日記のみだったため、楽しそうに過ごしてるな〜くらいの感想しか抱いていなかったです。

寝転がってトミカで遊んでるの家でも見たな…

新年度からやっと教室での引き渡しが可能になったことで、送り迎えのタイミングでの先生の配置や声かけ、息子が何をやっているのかが見えるようになりました。

そこで何度かお迎えに行った時、教室の床に寝転びながらトミカをずっと走らせてたり、先生が「おもちゃ貸せないなんて悪い子だ〜」というような声かけをしているのを聞いたり、先生の人数が足りないからか午後の時間になると幼児さんのクラスに2-5歳が全員集合して遊んでいて、かなり窮屈そうな感じするし…個人で集中して何かをできるような機会が少ないのかも?と少しずつ自分が求めている環境と保育園が提供している環境に疑問を抱き始めます。

ここで初めて、自分が求めている環境は保育園というよりかは幼稚園が提供している環境の方が近いのでは?という気付きを得ます。

余談ですが、保育園と幼稚園の違い

保育園とは、就労中や闘病中の親の代わりに子どもを保育する施設のことを指します。児童福祉法では「日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児または幼児を保育することを目的とする施設」と定義されていて、管轄は厚生労働省です。

幼稚園とは、小学校就学前の「教育」を行なう施設のこと。学校教育法において、「幼児を保育し、適当な環境を与えてその心身の発達を助長すること」が目的だと定義されています。管轄は文部科学省です。

気になっていた息子の行動

同じ時期に家ではおもちゃを投げたり、テーブルに登ったり、妹のことを叩いたり、癇癪もひどく
これってもしやエネルギーが有り余ってるのか…?モンテッソーリでいう逸脱の状態に入っているのか…?と
(逸脱に関してはこのブログでとても詳しくご紹介されていたので気になる方は見てみてください)

息子をもうちょっと刺激のある環境においた方がいいのでは?と思ったことも幼稚園の見学をし始めようと思うきっかけでした。

それに加えて、二人目の産休中に様々な育児本を読み直したところ
人間の脳と神経の成長は3歳で80%、6歳で90%が完成すると書いてあったので、
貴重な6歳までの未就学期をどう過ごすかが鍵になりそうと思ったのもあります。

(以下図参照:https://growing-forest.com/education/

我が家の学校選びの方針

そんなことを経て、我が家では息子の教育環境を変えるかどうかという議論をすることに決め、以下のような話をしました。

1. 夫婦で話した子育てのビジョン

育児をする上で最も大切だと個人的に思っているのは、自分たちが用意した環境で子ども達が育っていった結果どのような人間へと成長するかだと考えています。そのため、まずは旦那と一緒に成人した子ども達にはどのような人物になってほしいかと考えを書き出しました。

そこで二人で共通して以下のような意見が出てきました。

  • 自分達で意思決定ができるようになってほしい
  • 失敗したとしてもめげずに挑戦できるような心を持ってほしい

色々と話をした結果、子ども達に自分で意思決定をした上で自走する力があれば、何か壁にぶち当たったとしても自ら解決し、乗り越えることができるのではないかと思ったのです。

そこでこれってどのような経験を幼少期から積ませたらいいのかさまざまな育児本を読んでいたところ、改めて出会ったのがモンテッソーリ教育でした。

モンテッソーリ教育の本を読み直して、大人は子どもと対等の立場として、子どもの自立/自律を助ける伴走者である、子どもには「自ら育つ力」があり、その子の状態を観察した上で最適なものを提供するというようなところから幼少期から自分で活動を選択でき、成功体験を積めるのではないか?と考え、モンテッソーリ教育を実施してる園に興味を持ち始めました。

(読んだリストはこんな感じ)
・おうちモンテッソーリ始めます「生き抜く力」の伸ばし方
・モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す!
・0歳と1歳のモンテッソーリ子育て
・はじめてのおうちモンテッソーリ
・子どもの才能を伸ばす最高の方法 モンテッソーリメソッド
・0-3歳までの実践版モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!
・「信じる」子育て
・モンテッソーリ流声かけ変換ワークブック
・子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ
・自分でできる子に育つほめ方、叱り方

2. 預かり保育の有無

我が家は共働き家庭であり、子どもの学校を変更することで、夫もしくは私の働き方を制限するようなことは個人的にしたくないと考えていました。そのため、預かり保育が何時までやっているか?または追加料金はいくらくらいか?も確認していました。

実際の学校見学について

見学した学校

上記で話したビジョンを達成できそうな教育環境を求めて、比較検討もしたかったので、モンテ園だけではなく、インターナショナルスクールやインターナショナルのモンテ園、幼稚園の全てを見学したいと思い、現在住んでるところの近くで気になったところは問い合わせてみました。

学校選びで検討した学校(HP等を確認して見学するかを検討した学校)は100校以上となり、その中から実際に足を運んだのが20校くらいでした。その20校の中は、インターナショナルスクール、インターナショナルのモンテッソーリスクール、私立幼稚園(モンテッソーリ)、認可幼稚園(モンテッソーリ)、私立幼稚園、認可保育園…

見学を経ての気付き

実際学校見学に行って気付いたことは、「モンテッソーリ教育を取り入れています」というのは様々な粒度があること。1日中基本的にはモンテソーリのお仕事に取り組むことができる本質的なモンテッソーリ教育ではなく、小学校受験とかでイメージする「礼儀正しい子」を育てるために取り入れられていたり、指導している先生がモンテの資格を持っているわけではなく、なんちゃってモンテッソーリが溢れていること。

また、インターナショナルスクールについても様々な発見がありました

  • 学校教育法の「一条校」に該当しないため、就学義務違反になり中高受験の選択肢が狭くなる(参考
  • 区立の保育園とか幼稚園に比べると教室が圧倒的に狭いところが多い
  • 保育士や幼稚園の先生は資格が必要だと思いますが、インターだと必ずしも先生が資格を持っていなくてもいい(インターによっては生徒のお母さんが先生をしているなんてところも…ちなみに先生の子どもは割引が適用されるため、それ狙いで就職を目指しているなんて話も聞きます)
    • 上記のためか、結構気になる接し方がみられた園も…
  • 外国人の方に人気のインター以外は9割が日本人なので、日本にいながら英語で学ぶ必要性は子どもに伝えていく必要ありそうだな〜と思ったり

本当に数多くの学校に足を運びましたが、実際足を運んで自分の目で学校を見ることができて本当に良かったなかと思っております。