【多読英語絵本】CTPを1年間使ってみたガチレビュー

おうち英語
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おうち英語に興味がある方なら一度は聞いたことのある多読本。
今回はその中でも、アメリカのCreative Teaching Press社から出されているCTP絵本について、個人的に1年間家庭内で使ってみたレビューをご紹介できればと思います。

そもそも多読絵本って?

多読絵本と聞いたことはあっても、実際絵本とどう違うのか?と聞かれたとき、答えになかなか困ると思いますが、「多読」とは言語習得方法の一種になり、「多読絵本」とはそれに向いてる絵本のことになります。

「多読」とは文字通り、多く読むことで言語を習得する方法になります。まずは文字がほとんどないような優しい絵本からはじめ、少しずつ文字の多い本へとステップアップしていく形になります。

多読をする上で「多読三原則」というものが存在します。
※各原則については、「多読三原則とは?」がよくまとまってたのでご興味ある方はご覧ください

  1. 辞書は引かない
  2. 分からないところは飛ばす
  3. 合わないと思ったら投げる

「多読絵本」は多読するのに適している絵本になります。難しいレベルの多読本と通常の絵本を比較するとそこまで差は感じないかもしれないですが、易しいレベルの多読本を通常の絵本と比較すると、絵本内で出てくる語彙数が限られていることに気づいたり、同じフレーズが繰り返されていることに気がつくと思います。

このような形でその本を読んでいくうちに、絵の補助もあることで、このフレーズってこういう意味なのか?と子どもたちが日本語を学ぶのと同じような形で自然と言語を吸収していくことになります。

CTPとは?

CTPとはアメリカのCreative Teach Press社の頭文字をとった略称であり、日本では最近CTP社が出版している、Learn To Readシリーズの多読絵本のことを指すことが多いです。

参照:Learn to Read Variety Pack 5, Level C-D

CTPの多読絵本は全て、アメリカのGuided Reading Levelsで定められた基準によってランク付けがされています。

Guided Reading Levelsって?

Guided Reading LevelsとはアメリカでIrene C. FountasとGay Su Pinnellによって開発された、読書スキル管理システムです。このシステムは読書側が難なく読めるレベル感で読書の難易度を可視化することを目的としたものです。

これらのレベルはA〜Zのアルファベットで難易度が分けられており、Aが最も易しく、Zが最も難しいレベルとなっています。

学年別のレベルはおおよそ以下の通りと言われています。

CTPの特徴

多読絵本といえば、イギリスのOxford Reading Treeも有名ですが、CTPには2つの特徴があります。

  1. SCIENCE、MATH、SOCIAL STUDIES、LANGUAGE ARTS などと絡めた物語となっている
  2. 音源の種類が豊富

我が家でCTPを使ってみた感想

実は我が家はCTPだけではなく、イギリスのORTの多読本も揃っています。
ただし、CTPのチャンツだったり、さまざまなカテゴリの本があるからか子どもの食いつきがいいのはCTPの方でした

1年間かけながしを続けてみた結果

我が家では、CTPの音源は基本的に朝起きてから保育園に行くまでの毎朝2時間かけています。レベルごとの全ての本の音源を1つのプレイリストとして保存していて、それをループして再生しています。

かけ流しをして耳が育つという話にはずっと半信半疑だったんですが、やっと1年くらい経って掛け流しの効果を少しずつ実感できるようになりました。我が家は息子が1歳半くらいの頃からかけ流しを本格的に始めたのですが、2歳半くらいになってくるとチャンツを急に歌い出したり、音源を聞いている中で知っている単語が出てくると「Car」「Taxi」などと復唱するようになりました。

そこで初めて、音源の中から知ってる単語を抽出できるようになっているなということに気がついたのです。ただし、掛け流しはしているものの、それに比べると多読本を満遍なく読む時間が取れていなく、特定の領域の単語やチャンツは理解しているけど、ほとんど触れていないものに関してはまだまだレベルが低いと感じたのが正直なところです。

CTPってどこで買えるの?

日本での正規代理店はCTMのみだったと思うので、気になった方は是非以下をご覧ください。